共有持分の売却相場は?
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このページでは、共有持分の売却相場について調査しています。
共有持分って売却できるの?その場合、相場ってどうなの?
自分の共有持分のみなら、他の名義人の許可なしに売却できるわ。でも色々問題が起きやすいことも確かだから、安易に考えず、知識を深めておくことは必要よ。相場は、実際の不動産の価値よりも安くなるのが一般的。想定金額はあまり高く見積もらない方がいいかも。
共有持分の買取価格は相場よりも安くなる
共有不動産の名義人の一人である場合、自分の共有持分を売却することができます。
売却する相手として最も現実的なのは、自分以外の名義人です。例えば兄弟でひとつの不動産を共有していた場合、兄が弟に持分を売却すれば、不動産は弟の単独名義となり、その後の処遇はずっとシンプルになりますので、弟にとってもメリットはあるのです。
この場合の相場は、市場価格の7~8割程度になるのが一般的です。ただし他の名義人の強硬な反対にあった場合、売却は難しくなります。
買取業者に売却する場合の相場
他の名義人に売却せず、不動産の買い取り業者に共有持分を売却することも可能です。
しかしこの場合、価格はさらに下がり、市場価格の5割以下になってしまうのが一般的。その代表的な理由を以下にまとめました。
- 買取業者は不動産の100%を買い取ったわけではないため、他の名義人が持分を売却しない限り、不動産の転売などができない
- 他の名義人が売却者の『持ち分売却』に納得していない場合、名義人同士のトラブルに発展する可能性がある
- 買取業者が他の名義人に持分の売却を持ちかけることで、トラブルが発生する可能性がある
買取業者の中でも、さらに金額に差が出る可能性があります。現状を相談してみて、信頼できて金額にも納得できる買取業者を見つけることが重要です。
- 共有持分のみを売却することは可能
- 相場は、市場価格よりも低くなってしまう
- 家族・親族間の関係が良好でない場合は、買取業者に相談するのがベター
共有持分はどこに売却するべきか?
上記のように、買取価格だけを見れば、他の共有者への売却が「最も高値」という結果になるでしょう。
しかし、共有名義の不動産について「自分の持ち分だけを売却したい」と考える場合は、他の名義人から快く思われないケースが圧倒的に多いようです。
買取価格は多少下がってしまっても「売却したい」という事情がある場合、プロの買取業者に売却することが、最もスムーズに解決できる可能性も高いと、知っておきましょう。